2020.10.26
Interview

国内外で活躍するサックス・プレイヤー中園亜美さんとMUSERの話

ジャズの本場ニューヨークでの活動後、2014年に東京を拠点として活動をスタートさせた中園亜美さん。2015年には1stアルバム「Make It Happen!」、そして2018年には2ndアルバム「The Real」をリリース。日本国内だけでなくアメリカやヨーロッパなど海外でもソロパフォーマンスをされている中園さんだが、「LE GRAND RETOUR」、「THE TRIO」 のメンバーとしてMUSERを使ったライブを経験されている。そんな、中園さんにMUSERでのライブ配信の感想、そして今の活動に至るバックグランドについてMUSERコンテンツプロデューサーの水谷が聞いた。

よろしくお願いします。まず、最初にMUSER使ってみてどうでした?最初からMUSERの仕組みわかりましたか?(笑)

はじめは分からなかったけれど、、でも1回目より2回目の方が要領掴んだ感はありました(笑)

でも、1回目から上手でしたよね。ライブ中にコメントしっかり拾ったり、新曲のタイトル募集したり、ファンとインタラクティブにコミュニケーションできたというか。

本当ですか?(笑)ありがとうございます。

数字的にはどうでしたか?

すごくよかったです。普通にライブするより。私は、基本投げ銭でライブをしないで、しっかりとチケットを買ってもらうっていうポリシーなんですけど。MUSERはチケットを買ってもらった上で、投げ銭もしていただけるので〜。

じゃあ、2回やってみての総評は?

すごく良いです!音とか絵とかも、とにかくよかったですし、あと私は個人的に連絡があったからラッキーなんですけど、色々と直接教えてくださって、フォーマットもシンプルだったので分かりやすかったです。私が理解することで、他のアーティストさんに伝えることもできますし、配信元が毎回違うと1回1回勉強するのが大変だったりするので、、、。あと、特典とかあったのも良かったです!

そうですね、特典は大きな特徴ですね。MUSERはクラウドファンディングみたいな感じで、ファンに投げ銭に対して特典と交換ができるので、ちゃんとリターンがあります。

めっちゃいいと思います。ファンの方も特典が楽しみになるし、特典を作る側も「次何にしようかな」みたいな感じで、楽しいので!その点、MUSERは配信サービスとして別格だと思います。ただ見るだけじゃなく、ゲーム要素が含まれるので。

ありがとうございますwいや〜褒めていただいて嬉しいです!そもそも、中園さんがサックスを始めたきっかけやプロになったきっかけってあります?

サックスは、中学生の時に出会いました。吹奏楽部で楽器選びの時にサックスを選んで。それはもうなんでとかではなく、ご縁というか運命の出会いですね。サックスじゃなかったら、他の楽器をやっていたかもしれませんし。そこで、ある日先生がオランダ出身の女性サックスプレイヤーCandy Dulferさんのアルバム「Sax-a-Go-Go」のCDカーバーを見せてくれたんです。その時に、「可愛い!こうなりたい!」って思って、そこから先はボストンのジャズの最高峰と言われているBerklee大学に行きたかったので逆算して進路を決めた感じですね。その後高校は、地元鹿児島を離れて福岡の高校へ行きました。

なるほど、福岡の高校に行くとき両親とかに心配はされなかったですか?

特になかったです。父は趣味で音楽やってましたし、家族全員音楽は好きだったので、「行ってらっしゃい」みたいな感じで行かせてもらいました。でも、私の中学が結構吹奏楽強かったので、他にも何人か引き抜きで呼ばれていたんですけど、他の子は両親の反対とかもあって行けたのは、自分だけでした。だから、「みんなも音楽続けたかったんだろうな」と思いながらみんなの気持ちを背負ってじゃないですけど行ったのを覚えてます。やっぱり、私の場合本当に環境が良かっただと思います。やっぱり、高校生の子供一人で福岡に送るのもそうですし、経済的な面でも楽器とかにお金‘がかかったと思うんですけど、行かせてくれたので、、。

その後は、一度東京の音大に入って、アメリカへ留学されたのか。やっぱり、アメリカの大学は日本の大学とは違いました?

全然違いました。(笑)日本の音大だとあんまりとか課題とかないんですけど、向こうは毎回あって大変でした。あと、全然遅刻者・欠席者とかも全然いなくて、みんな真剣に授業受けてました。

Berklee音楽大学では「こいつには勝てない!」みたいな出会いとかありましたか?

勝てない人ばっかりでしたよ。(笑) それより、他の人が気にならないくらい「今日の自分」に悔しかったです。演奏、授業、英語とその日にやらなきゃ行けことがいっぱいで、毎日をどうやって頑張るか、乗り切るかで必死でした。

でも、そこでへこたれなかったんですね!

へこたれる人いますか? やっぱり、誰かにやらされているとかじゃなくて、サックスが好きで留学という大きな決意をしたから。深くは考えず、とにかく頑張っていました。

学校外の思い出はどうですか?卒業後はボストンからニューヨークに行ったんですもんね。

そうですね。学生の時からボストンとニューヨークでバックミュージシャンとしてお仕事をもらってました。大学中に一つ上のフランス人の友達に出会って、その子が結構音楽のビジネスをやると大学の時から動いてたので、そこから一緒にお仕事をしてました。

アメリカで仕事してみて、日本の音楽シーンとかの違いって感じました?やっぱり、向こうでは音楽は教養みたいな感じでアーティストに対してもリスペクトが凄いじゃないですか。

そうですね。みんな、リスペクトは持ってました。日本でも、もちろん応援してくださる人はいますけど、みんながみんなって訳ではないので。ニューヨークとかだと、一人あたりの金額が小さくてもストリートライブやれば、みんな1ドル置いてってくれたので、それで帰る飛行機代を稼いでいたりしました。でも、MUSERとかをやってると日本でもリスペクトを感じることが増えてます!

25歳で帰国するまでに、サックスを辞めよう思ったことはありますか?

うーん、学生の時はなかったです。とにかく、サックスが楽しかったので練習とかが嫌だったことはありますけど、辞めようとはならなかったです。サックスの楽しさが勝っていた時代なので。でも25歳で帰国した時は悩みました。日本でソロ活動をしようと思って帰国したんですけど、自分にそれが合ってるのか分からなくなりました。というのも、私はあんまり表に立ちたいと思うタイプではないんで、、どちらかというとひっそりとしていたいタイプなんで(笑)。 でも、その時は流石に「ここまでやってきたんだから」と、家族にアーティストとして活動を続ける決断を後押ししてもらいました。そこからは、もうずっと上京してソロ活動のために戦闘モードです。

今後の展望とかってあったら教えてください!

今後の展望ですか?もちろん自分のソロ活動もそうでけど。「LE GRAND RETOUR」(サックス中園亜美とピアニスト竹田麻里絵によるDuoプロジェクト)はソロ活動とは別物でカルチャーありきで音楽を伝えようとしていて、ファッションのことだったり、メイクのことだったり、総合的にひっくるめて楽しめるようにしたいです。だから、ソロ活動とは少しターゲット層とは少し違くて、大人女子というか、ジャズに対して少しかっこいいって思ってくれたりおしゃれって思ってくれる女子を取り組んでいけたらなあと思っています。

色々聞かせて頂き、ありがとうございました!

こちらこそ、ありがとうございます!


今回は、中園さんにお時間を割いてもらい、貴重なお話を聞かせて頂きました。中園さんは、現在待望の 3rdアルバムのために動いてるらしいです。今後のご活躍に目が離せません!

中園 亜美:                                         1986年長崎生まれ鹿児島育ち。
洗足学園音楽大学Jazz科からBerklee音楽大学へ編入。サックスをWalter Beasleyらに師事。
2009年卒業後、NewYorkを拠点にアメリカ、ヨーロッパでサポート・ミュージシャンとして活動。
2014年より東京に拠点を移し、ソロとしての活動を本格的にスタートさせる。
2015年10月サウンド・プロデューサーに安部潤を迎え、VEGA Music Entertainmentよりアルバム『Make It Happen!』を発売。タイのHitman Jazzからも同時リリースを行い、同年バンコクやチェンマイとジャズフェスへも参加する。2016年8月には世界配信シングル「She’s Home」と「World Connection」をリリース。2017年4月米・ワシントンDCにある老舗ジャズクラブBlues Alleyでの単独ライブを成功させる。クラシックのバック・グラウンドと本場アメリカNYで磨いたセンスの二つを持ち合わせソプラノ・サックスをメインとした次世代を担うサックス・プレイヤーの一人として日本のみならず世界中で活動中。

中園さんのInstagram: https://www.instagram.com/aminamusiq/?hl=en 

中園さんのTwitter : https://twitter.com/aminakazono

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